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企業や非営利組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動の全て」を表す概念である。
一般的な企業活動のうち、商品・サービスそのものの企画・開発・設計やブランディングから、市場調査・分析、価格設定、広告・宣伝・広報、販売促進、流通、マーチャンダイジング、店舗・施設の設計・設置、(いわゆる)営業、集客、接客、顧客の情報管理等に至る広い範囲においてマーケティングミックスの4Pや4Cの活動が行われている。企業活動のうち、対顧客視点での活動が行われない製造ライン、研究、経理、人事などの部門は、マーケティング活動とはやや遠い位置づけになる。
一般的にビジネスの現場やマスメディアにおいては、広告・宣伝、集客や販促活動のみをマーケティングと捉える傾向が強いが、これは本来のマーケティングの意味からすれば誤解である。この誤解は、マーケティングという言葉・概念の普及過程において、企業の宣伝担当部門などがマーケティング部などと名乗ることが多かったため、その部門の担当業務がマーケティング全体を指していると誤って捉えられたと考えられる。
マーケティングの定義は様々に変遷してきているが、商品またはサービスを購入するポテンシャルのある顧客候補に対して情報提供(情報収集)などマーケティング・コミュニケーション活動で相互学習状態を形成して購買に至らしめ、さらなるコミュニケーションのステップアップにて固定顧客化して顧客価値を高め、再購入や顧客連鎖を促進する、などの企業活動の拡大再生産(あるいは維持)を図るための一連の行為であり、心理学、数学、社会学、経済学、そして文学・芸術等様々な知識の上から成り立つ高度なスキルである。
顧客満足度を向上させるために、顧客との関係を構築することに力点を置く経営手法のこと。顧客情報管理、顧客関係構築、単に顧客管理と訳される場合もある。
※弊社では、「T's CRM」を提供しております。
CPM:顧客ポートフォリオマネジメント(Customer Portfolio Management)の略。
在籍期間・累計購入金額・離脱期間を軸に、顧客のセグメンテーションなどを行う顧客分析手法のこと。
※弊社では、「T's CPM分析」として、フリーソフトを提供しております。
統計学、パターン認識、人工知能等のデータ解析の技法を大量のデータに網羅的に適用することで知識を取り出す技術。DMと略して呼ばれる事もある。通常のデータの扱い方からは想像が及びにくく、発見的(heuristic)な知識獲得が可能であるという期待を含意していることが多い。英語ではknowledge-discovery in databases(データベースからの知識発見)の頭文字をとってKDDとも呼ばれる。
※弊社では、データマイニング業務を承っております。
テキストを対象としたデータマイニングのことである。
通常の文章からなるデータを単語や文節で区切り、それらの出現の頻度や共出現の相関、出現傾向、時系列などを解析することで有用な情報を取り出す、テキストデータの分析方法である。
テキストデータの多くは形式が定まっておらず、また日本語は英語などと比べて単語の境界判別の必要性(→わかち書き)や文法ゆらぎが大きい点において形態素解析が困難であったが、自然言語処理の発展により実用的な水準の分析が可能となった。テキストマイニングの対象としては、顧客からのアンケートの回答やコールセンターに寄せられる質問や意見、電子掲示板やメーリングリストに蓄積されたテキストデータなどがある。
顧客が真に求めている商品・サービスを開発するために、顧客のニーズ・ウォンツを探るための活動である。
「商品・サービスの売り上げから利潤をあげるために、消費者の動向・嗜好を調査・分析をすること」が、「(それらの)調査・分析の結果に基づいて商品・サービス販売を行う行為」の意味で使われることもあるが、前者はマーケティングリサーチと呼ばれるマーケティング活動の作業プロセスの一部であるが、必ずしも必要不可欠のものではない。
しかし、「マーケティングリサーチ」をもって「マーケティングそのもの」であるとイメージしてしまう向きはビジネス社会においても少なくない。
例えば、販売ルート等を理論的に最適化して収益構造を改善するという行為が、マーケティング全般ではリサーチに比して重要であるケースが考えられる。
※弊社では、市場調査・リサーチ業務を承っております。
一般的には、消費者の欲求・要求に適う商品を、適切な数量、適切な価格、適切なタイミング等で提供するための企業活動のこと。「商品政策」「商品化計画」。「MD」と略されることもある。
マーケティング戦略において、望ましい反応を市場から引き出すために、ツールを組み合わせることである。これには今日、4P理論と4C理論がある。
●売り手側の視点
ジェローム・マッカーシーが1960年に提唱した有名な分類「4P」を用いてマーケティングミックスが語られることが多い。これ自体は顧客志向のマーケティングであり、その教育的効果が高く評価されている。4Pが売り手側の視点に基づいたツールであると言われるようになったのは、1970年代の終りにコンシューマリズムが台頭し、その視点から見られたためである。4つのPとは、下記が挙げられる。
・Product(製品)
・Price(価格)
・Place(流通)
・Promotion(プロモーション)
広告やマーケティング・コミュニケーション研究者によって唱えられた経済の低成長時代、共生時代の新しいマーケティングミックス理論である。高度成長時代の4P理論から生まれ出てきた発展途上の理論である。
●顧客側の視点
ロバート・ローターボ−ン(Robert F.Lauterborn)によって、1993年、顧客の視点による「4C」という分類がなされた。これは、4Pが売り手側の視点で捉えられているのに対し、買い手側(顧客)の視点で捉え直そうというものである。4つのCとは、下記が挙げられる。
・Consumer(消費者のニーズとウォンツの解明こそが商品である。)
・Cost(価格はコストの一部。消費者は商品の価格だけではなく購入コスト、時間コストを費やしている。)
・Convenience(場所ではなく買い易さが大切。)
・Communication(広告は売り込むのではなく納得させること。)
4Pと4C(顧客側の視点)はそれぞれ以下のように対応している。
・Product ⇔ Consumer
・Price ⇔ Customer cost
・Place ⇔ Convenience
・Promotion ⇔ Communication
●共生マーケティングの視点
企業と消費者、自国と他国、人間と自然とが共に生きる共生マーケティングのフレームワークの一部として利用している企業もある。4Cは1973年に早稲田大学商学研究科の修士論文に登場し、ローターボーンが発表した12年前にすでにコ・マーケティングの4Cとして日経広告研究所報(1981)に発表されている。4つのCとは、下記が挙げられる。
・Commodity(商品=原義が「共に便利な、共に幸せになる」で、消費者から始まる共生商品そのもの。)
・Cost(経費=原義:共に立ち上がって犠牲を払う)の場合は生産コスト、販売コスト、買い物コスト、
コミュニケーション・コスト、社会的コスト(地球環境を考慮)といったように広く見ることができる。)
・Channel(流通経路=原義がCanal(運河)から来ており、商品がダイナミックに流れるさまを表している。)
・Communication(コミュニケーション=原義は「共に意味を持つ」で、意思疎通の意。これからの
広告は節約を呼びかけるものやインターネット広告のように検索型のものも含まれるので、
ホリスティック・アプローチで見ても広告の上位カテゴリーは「プロモーション」ではなく
「コミュニケーション」(マーケティング・コミュニケーション)のほうが適切である。)
4Pと4C(共生マーケティングの視点)は以下のように対応している。
・Product ⇔ Commodity
・Price ⇔ Cost
・Place ⇔ Channel
・Promotion ⇔ Communication
企業と消費者、日本と世界、人間と自然が共に生きることを大前提とし、利益よりも信頼を優先する自由市場経済におけるマーケティングをいう。特に消費者の信頼を第一とする食品業界等では関心を持ちはじめ、導入を検討しているところも出ている。企業はかつて公害問題を解決できたのであるから、子育ても介護も、地球環境問題と同様に企業経営の中で社会的コストとして考えていくことは可能であろう。共に生きることを目的とした自由競争のマーケティング、それが「共生マーケティング)」である。
共生マーケティングのフレームワークの一つ。今日、中国、韓国、台湾でも"7Cs COMPASS MODEL"を含んだ書物が読まれ、関心を持たれている。日本でも食品等信頼を必要としている業界等で関心を持たれている。発想の出発点は1973年に書かれたマーケティングミックスの4Cである。中央にConsumerがあり、4Cを遂行するというもの。その後7Cになり、1979年に日本商業学会で、また、1981年に日経広告研究所報80号に発表された。
ロバート・ローターボ−ンや7Cs COMPASS MODELで使われているマーケティングミックスの4つのC(4C)のうちの一つと捉えられており、4Pの一つである「プロモーション」に対応する新しいカテゴリー。「プロモーション」は広い意味の「販売促進」であり、企業から消費者へ宣伝情報が一方的に流れるのに対して、「コミュニケーション」は企業と消費者の相互の情報伝達が行われることが特徴であり、環境を重視したこれからのマーケティングでは必用である。広告媒体もテレビCMに次いでインターネットが大きくなり、双方向のコミュニケーション戦略が重要になってきた。
一般的には「解決すること」「回答」といった意味を持つ英語の動名詞であるが、特にIT用語としては、企業がビジネスやサービスについて抱えている問題や不便を解消すること、または、そのために提供される情報システムのことである。
自社の情報システムの企画や、安定的なシステム運用を担う職種を指します。
規模の小さなものであれば、自ら企画・開発・運用を行うこともありますが、大規模なシステムの場合は、開発を外部ベンダーに委託し、自社とベンダーとの間を取り持つ調整役であったり、ベンダーのコントロールを行うこともあります。
また、社内SEは自社におけるITプロジェクトの最上流に位置するため、経営に深く関わる職種とも言えます。
※弊社では、社内SE代行業務を承っております。
特定のテーマに沿ったデータを集めて管理し、容易に検索・抽出などの再利用をできるようにしたもの。狭義には、コンピュータによって実現されたものを言い、OSが提供するファイルシステム上に直接構築されるものや、データベース管理システム(DBMS)を用いて構築されるものを含む。
コンピュータ上では、データの再利用を高速かつ安定に実現するため、データを格納するための構造について様々な工夫が払われており、このデータ構造とアルゴリズムは情報工学において重要な研究分野のひとつである。
単純なファイルシステムには、ファイルシステム自体に「データ」を統一的手法で操作する機能はない。ファイルシステムでデータ管理をするためには、データの操作機能を「応用プログラム側」に持つしかない。データベースは、それを自ら持つことにより、応用プログラム側でデータの物理的格納状態を知らずとも操作でき、かつ、データの物理的格納状態に変更があった場合にも応用プログラム側の処理に影響が及ばないことを保障することがデータベースの前提条件となっている。(プログラムとデータの独立性)
データベースをコンピュータ上で管理するためのシステム(Oracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、MySQL、SQLite、IBM DB2、Informixなど)をデータベース管理システム(DBMS)という。
関係モデル(リレーショナルデータモデル)にもとづいて設計、開発されるデータベースのことである。
現在では、データベースという語が関係データベースを指していることが多く、関係データベースを管理するためのソフトウェアを関係データベース管理システム(RDBMS:Relational Database Management System)と呼ぶ。
コンピュータのデータベースを構築するために必要なデータベース運用、管理のためのシステム、およびそのソフトウェアのことである。
業務または業種に関する専門知識を持って、主に企業(まれに行政など公共機関)に対して外部から客観的に現状業務を観察して現象を認識、問題点を指摘し、原因を分析し、対策案を示して企業の発展を助ける業務を行うことである。
※弊社では、マーケティングをベースとした様々なコンサルティング業務を承っております。
「管理原則の父」と呼ばれるファヨールは、経営管理を計画、組織、指揮、調整、統制の5要素と定義している。
簡単にまとめると、経営管理とは、企業活動を円滑に行うとともに、企業の目的を達成するために、「ヒト・モノ・カネ・情報」の4つの経営資源を調達し、効率的に配分し、適切に組み合わせる、といった諸活動のことである。特に、主体的に行動する「ヒト」(人的資源)が重要であり、これに上手く働きかけて、組織化し協働させたり、活性化させ(もしくは能力を発揮させ)たりするようなシステムを如何に構築するかということが主要な課題となる。
インターネット上で提供されるハイパーテキストシステム。インターネットは、コンピュータネットワーク自体を指す言葉であり、ウェブはそのアプリケーション(応用技術)であるが、日常用語ではWWWまたはWWWブラウザを指してインターネットと呼ぶ誤用が広がっている。Windows日本語版に付属していたWWWブラウザのスタートアップアイコンにインターネットと表記されていたこともその誤解の原因のひとつである。
ホームページの用法には現在でも揺れが見られるが、おおよそ以下のように分類できる。
1. Webブラウザ用語で、ブラウザ起動時や、多くのブラウザに存在するホームボタンを押した時に表示されるWebページ。
2. インターネットの用語で、Webサイトの入り口、最上位階層にあたるページ。
3. Webページの意。あらゆるWebページ一般を指す。
4. Webサイト全体を指す意味として。
5. さらに飛躍してWWW、あるいはインターネットのシステムそのものの意。
6. 個人が運営するWebサイト(通常、ブログは含まない)。
7. 企業・団体が運営する公式Webサイト(オフィシャル・サイト)。公式ホームページとも。
ホームページという言葉は本来、Webブラウザを起動した際に表示されるWebページの事を指す(上記1)。しかし、言葉の誤用が広まり現在では上記のように別の意味としても広く使われるようになり、辞書にも本来の意味と併せて上記2・3・4の用法を掲載しているものもある。日本などの一部の国では「Webサイト=ホームページ」という認識が広く浸透している。Webページやインターネット全般を指すのも本来の用法ではない。
日本国内では、ホームページと称する場合、上記1の「ブラウザのホームボタンに登録されたWebページ(本来のホームページの意味)」よりも、上記2の「ある特定のWebサイトのトップページ」を示す用法、上記3の「Webページ」、上記4の「Webサイト」を指して使う傾向にある。要するに、Webブラウザを通して見る物を全般的に「ホームページ」とひとくくりにするのに近い形で使われる。
「インターネットのシステムそのもの」と捉えられることもあり(上記5)、インターネット初心者が使用することがある。例えば、一切インターネットブラウザを使わないインターネット電話やメッセンジャーサービスといったものを、「ホームページ」と呼ぶ場合である。
また、「ホームページ」は私的なイメージであるのに対し「Webサイト」は公的、公式なイメージとして取り扱われる場合もあるが、本来の言葉の意味を考えると正しくはない。 本来コンピュータ用語としての「ホーム」は基準点、標準位置等の意味でつかわれる(ホームポジション、ホームキー等)ことが多いが、 用語が一般化する過程において、「ホーム」の別の意味である家、家庭などのプライベートを連想させるイメージが一部に定着したと思われる。
「ホームページ」をWebサイト全体という意味で使うことが多いのは、日本や韓国、ドイツなど一部の国で見られる現象である。アメリカでは(上記1)の「ブラウザのホームボタンに登録されたWebページ」 や(上記2)の「Webサイトの入り口」の意味として限定的に用いられるのが一般的である。
※弊社では、ホームページ制作業務を承っております。
サーバの利用者自身でサーバの運営・管理をしなくてもいいように、有料または無料でサーバ機のHDDの記憶スペースや情報処理機能などを利用させるサービスを言う。
サーバの運営・管理はプロバイダや通信事業者が行っているものから、SOHOで個人的に行っているものまであるが、総じて1台のサーバを仕切ってクォータとして複数の利用者に貸し出す形を取る場合が多い。サーバ機が設置・稼動している場所はインターネットデータセンター(IDC)と呼ばれている。
一般にはサービス提供者が所有する1台のサーバ機を複数の利用者で使用するものが多いが、サービスによってはサーバ機一台を丸ごと占有できる専用サーバもあり、サーバ機をサービス提供者の所有ではなく利用者の所有としてデータセンターに設置し、通常の運用を委託するハウジング、コ・ロケーションタイプのものもある。
※弊社では、ホスティングサーバサービスを展開しております。
検索エンジンから自社Webサイトへの訪問者を増やすマーケティング手法。
検索エンジンのより上位に自社サイトが掲載されるようコンテンツを最適化するSEOや、キーワード連動型広告や有料リスティングサービスによる広告掲載などの手法がある。
もともと、検索エンジンの検索結果ページから自社サイトを訪れる人はその分野に関心を持っている可能性が高いため、優良な見込み客であることが経験的にわかっていた。この経験則を一歩進め、検索エンジンを広告媒体として積極的に活用するマーケティング活動がSEMである。
※弊社では、SEM対策としてリスティング広告への出稿をお手伝いさせていただいております。
※弊社では、Google AdWordsのオープンビジネスパートナーとして、出稿支援・代理出稿業務を承っております。
検索エンジンで表示される検索結果ページの上位に自らのWebサイトが表示されるように工夫すること。また、そのための技術やサービス。
検索エンジンは登録されているWebページをキーワードに応じて表示するが、その際の表示順位はそれぞれの検索エンジンが独自の方式に則って決定している。この順位が上にある方が検索エンジン利用者の目につきやすく、訪問者も増えるため、企業などでは検索順位を上げるために様々な試みを行う場合がある。その様々な技術や手法を総称してSEOという。
具体的なSEOの手法には、ターゲットにするキーワードの適切な選択や、ページ内でのキーワードの適切な使用、より多くのサイトにリンクしてもらうなどの手段があるが、検索エンジンのランク付けのアルゴリズムは年々高度化が進む上、頻繁に変更が行われその度に激しく順位が変動する。このためSEOには王道は無く、地道にコンテンツを充実させて認知を広げていく以外に着実な手段は存在しないと言える。
※弊社では、SEO対策業務を承っております。
インターネット広告の一種で、検索エンジンで一般ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する広告(テキスト形式)のこと。
「リスティング広告」やクリック毎に広告主(クライアント)の費用が課金されること(クリック課金(PPC:Pay Per Click))から「P4P(Pay for Performance)」とも呼ばれる。
Yahoo!に買収された有料リスティングサービス専業企業・米国Overtureの「スポンサードサーチ」や、Googleの「AdWords(アドワーズ)」が有名である。
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インターネット上での商品やサービスのマーケティングである。Webマーケティング、オンラインマーケティング、ネットマーケティング、eマーケティングなどとも言う。
インターネットは数々のユニークな利点をマーケティングにもたらした。その1つは、情報の配布コストを低減したことと世界的な一般大衆を相手にできるメディアである。インターネットマーケティングの相互作用性は、素早い応答と相手の反応を引き出すのが特徴で、メディアとしての独自の利点である。インターネットマーケティングは狭義にはインターネットや電子メールなどを利用したマーケティングだが、広義にはデジタル化された顧客データ管理システムや電子的な顧客関係管理システムも含む。
インターネットマーケティングは、インターネットの創造的な面と技術的な面を統合した概念であり、設計、開発、広告、販売といったものを含む。
インターネットマーケティングはまた、顧客獲得サイクルの各段階に沿って、検索エンジンマーケティング(SEM)、検索エンジン最適化(SEO)、特定サイトでのバナー広告、電子メールマーケティング、Web 2.0戦略などをメディアに配置することを意味する。2008年、ニューヨーク・タイムズはcomScoreと共同で、インターネットを基盤とする大企業が収集したユーザーデータの量を見積もった。企業Webサイトでのやりとりを4種類想定し、広告をクリック(ヒット)する場合も考慮に入れると、平均的なインターネットユーザーが1カ月で最大2,500回のデータを企業にもたらす可能性があるとした。
商品やサービスの提供にあたり、割引価格や特典がついたクーポンを期間限定でインターネット上で販売する手法。
一般に24時間から72時間程度の短時間(フラッシュ)に、集客と販売および見込み顧客の情報収集が行われるという特徴を持つ。
マーケティングミックスの4P理論の一つで、販売促進活動。
これは広告や人的販売促進などを含めた広い概念であるが、狭い概念で販売促進(Sales Promotion)というマーケティング・コミュニケーションの一手段がある。これにはプレミアム、コンテスト、消費者教育、実演、展示会、ショー、トラフィック・ビルダー、オープンハウス、ハウスオーガン、ノベルティ、POPディスプレイ、消費者の会などがあり、狭い概念のほうは現在でも積極的に使われる。
広い概念の「プロモーション」は、共生マーケティング(7Cs COMPASS MODEL)などでは「売らんかな」という一方向のイメージが強く、それよりも消費者との意思疎通を重要視するマーケティング・コミュニケーションのほうが顧客満足型のマーケティングには相応しいといわれている。
主に商品や映画、作品等の広告など、何らかの告知で使われる文章・文句である。
1文、1行程度のものから、数行に渡る物まで数多くのキャッチコピーがある。商品広告では、キャッチフレーズが、商品の印象が決まる一因として重要視されている。職業としてキャッチコピーを創作する者をコピーライターという。
企業や商店などが、自分たちが提供する商品やサービスを、その特長も含めて一般大衆に知ってもらおうとする活動の事。プロモーション(promotion)とも言う。広義にはキャンペーンや試食販売などの販売促進活動も含む。
特に放送や新聞、雑誌などのマスメディアを利用したり、鉄道駅、鉄道車両、バスといった交通機関の施設など、何らかのメディアを利用して行う宣伝を「広告」ともいう。
転じて、自分の自慢を周囲に言いふらして回る事や、見た目でその人がどんな人か分かるような格好や言動をする事も宣伝という。
宣伝とは、元々はプロパガンダの訳語であったが、昭和初期に商業目的の宣伝部が作られた企業が登場した。戦後にはもっぱら商業宣伝の略として使われている。このため、書籍や会話等ではどちらの意味で使用しているか留意が必要な場合がある。
宣伝活動の一つであるが、広告であるためには以下の3条件が整っていなければならないというのが国際的に見た広告の定義である。アメリカマーケティング協会やアメリカの多くの研究者の定義を踏まえて定義づけたものがある。
「広告とは、非人的メッセージの中に明示された広告主が所定の人々を対象にし、広告目的を達成するために行なう商品・サービスさらにはアイデア(考え方、方針、意見などを意味する)についての情報伝播活動であり、その情報は広告主の管理可能な広告媒体を通じて広告市場に流されるものである。広告には企業の広告目的の遂行はもとより、消費者または利用者の満足化、さらには社会的・経済的福祉の増大化などの機能をも伴うことになるのは言うまでもない。企業の他に、非営利機関、個人などが広告主となる場合もある。」というものである。
広告のカテゴリーとなる3条件は、以下の通りである。
@管理可能な広告媒体
広告主が宣伝しようとする場合、新聞記事やテレビ番組に取り上げてもらう管理不可能なパブリシティと区別するためで
ある。
A非人的メッセージ
B明示された広告主(Advertiser)が行う
個々人あるいは法人宛に商品案内やカタログを送付する方法による宣伝 (販促) 手段、あるいは営業支援の仕組みである。
DMと省略して表現されることが多い。また、DMには下記6つの機能がある。
1. より効果的な、パーソナルな関係を作り出す(=セールスマンの支援)
2. 見込客を目的の場所に連れていく(=小売店などの支援)
3. PR(パブリック・リレーションズ)やイメージの向上(=顧客との関係づくり)
4. 郵便によって現実の注文を取る(=メール・オーダー)
5. 見込客の行動を確保する(=資料請求)
6. リサーチ及び市場調査
●ダイレクトメールの利点
@絞られたターゲットへ直接広告メッセージを送ることが出来る
絞られたターゲットとは、最近ではデータベースより抽出される。以前はRFMが主要な方法であったが、デシル分析や
ROI(投資収益率)を加味したゲインチャートによる抽出も代表的な方法である。
最近ではデータマイニングも用いられる。
Aレスポンス率、CPR、CPOと言ったコスト効果の検証を正確に行うことが出来る
コスト効果とは、ターゲット母数が明確であるため、1円単位での計測が可能である。この点は視聴率、発行部数と
言ったマスマーケティングの広告評価とは大きく異なる。顧客生涯価値(LTV)の計測により、永続的な対顧客
コミュニケーションが可能となる。
B形状が自由である
形状が自由であるというのは、メッセージの量に限界が無いことを意味する。紙を折って広げられるようにしたり、
サンプルを送付したり、香り、音声なども伝えられる。QRコードを印刷することによりインターネットや携帯電話用の
コンテンツとの連携を図ることも出来る。
発信者が定期的にメールで情報を流し、読みたい人が購読するようなメールの配信の一形態である。MM、メルマガと略されることも多い。
広告・宣伝を目的に、ビラやチラシを、各個宅の郵便受けへ直接投入する行為である。主な業種は、飲食店、通信販売、貸金業、不動産会社など巾が広い。商業目的ではない公共性を有する例として、地方自治体(地域限定の行事案内やお知らせ)や水道局(主に工事による断水やにごり水、交通規制のお知らせ)によって行われる場合も少なからずある。
企業経営における第5の経営資源といわれる「ブランド」を戦略的に高める施策・方策のことである。特に社会における企業信頼を高める方策のこと指してを「企業ブランディング」と言う。
人は物品を購入するとき、その物品に何らかの満足を感じたときに購入するとの考え方で、企業においては、その度合いを定期的に評価し、次期商品開発に結びつけたりする時に使うことがある。また、その度合いの評価にあたっては顧客満足度を算出することが多い。
顧客が期待する以上の品質やレベルの製品やサービスを提供することで、顧客に予想外の歓びや感動を与えること。またはそのような感動を与える製品品質やサービスレベルの度合いのことである。
顧客満足をより発展させた理念・尺度がカスタマ・ディライトで、前者が「顧客の期待通りの製品・サービスを提供する」ものであるとしたとき、後者は「顧客の期待以上の製品・サービスを目指す」ものである。
@ 期待>パフォーマンス → 顧客は不満
A 期待≒パフォーマンス → 顧客は満足
B 期待<パフォーマンス → 顧客は感動